ドナウ川の鉄門渓谷で船のクルーズの光景
2015年 11月 01日
今回は、ルーマニアとセルビアの国境となっているドナウ川の「鉄門」渓谷の遊覧船のクルーズ中に見られる光景をご案内します。「鉄門」とは、長さ134キロもあるドナウ川の渓谷ですが、このクルーズではルーマニアのオルショヴァという町から出発し、およそ3時間ほどで風景がもっとも綺麗な場所を周ります。
これがクルーズの出発点、オルショヴァという、ブカレストから370キロほど西の方にある町です。
こちらは、ローマ帝王のトラヤヌス皇帝がルーマニアの原住民ダキア人に対する戦争の勝利を記念する大理石の記念碑です。ドナウ川のセルビア側で見られます。
次は、ダキア族の王、デケバルスの石像です。高さは55メートルあり、ヨーロッパで一番大きな石像です。
「鉄門」渓谷は、ドナウ川がこのような岩山を掘って出来上がりました。
ドナウは、ヨーロッパでは2番目に長い大河で、ドイツの「黒い森」から南東方向へ流れ、東欧の国を含め10か国を通り、ルーマニアにあるドナウデルタより黒海に流れます。
こちらはルーマニアのドロベタ・トゥルヌ・セヴェリンという町のホテルから見えるドナウ川です。この町にはローマ時代に建てられた橋の柱が残っています。
約2千年前には、ローマの軍隊がドナウ川を渡り、ダキア民族を征服したのは、現在のルーマニアの民族が出来るきっかけになったので、ルーマニアの人にとってドナウ川は大きな意味を持っています。
ドナウ川のクルーズは、自然や歴史に興味ある方にお勧めです。
ルーマニア旅行の際に、ドナウ川を眺めてみてはいかがでしょうか。
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