日本の皆様、こんにちは!今回は今年から一般公開された「チャウシェスクが実際住んでいた宮殿」についてご案内したいと思います。今までは、チャウシェスクといえば、見所としては国民の館(現在名は国会宮殿)が思い浮かびましたが、実はブカレスト北部の高級住宅街に位置するチャウシェスクの住まいであった「PALATUL PRIMAVERII」(意味は「春の宮殿」)が2016年から公開されています。ルーマニアの社会主義時代の歴史、チャウシェスクに興味のある方には必見と言えます。ただし、事前の予約が必要になりますので、興味のある方は前日に電話で予約を入れる必要があります。また、こちらで半日もしくは終日のブカレスト市内観光でご案内が可能です。中のツアーは約一時間かかりますが、ご質問の時間なども取れますので、時間に余裕を持って来られることをお勧めします。
こちらは「チャウシェスク宮殿(PALATUL PRIMAVERII)」の入り口です。
そして、中には最初にチャウシェスク大統領が通常使っていた執務室があります。すべての家具や調度品はそのまま保存されています。
次は応接間です。お客様と一緒に食事をする場合はこちらのテーブルを使っていました。
このテーブルはチャウシェスク一家の食事のみに使われていました。ルーマニア製の食器です。
この宮殿の内装は非常に豪華に出来ており、当時のルーマニアの一般庶民の生活とはとてもかけ離れていました。このような噴水なども印象的です。

こちらはチャウシェスクのプライベート映画館です。ここで、アメリカのウエスタン映画を楽しんでいたそうです。

他にはチャウシェスクとエレナのスイート、子供たち3人それぞれのプライベートルーム、ワインセラー、プール、プライベートヘアーサロン、ジム等が見られますが、全てをこちらでご案内することが出来ませんので、実際訪れることをお勧めします。このチャウシェスク宮殿は革命後の25年間には誰も使っていませんので、このように、寝室では使っていたベッドがそのまま残されています。

バスルームも非常に豪華のつくりで、金箔のモザイクが使われています。

そして、最後に中庭です。ここには日本の天皇からのプレゼントだったと言われているクジャクの末裔がいます。

ルーマニアのご旅行の際に、ブカレストでチャウシェスク宮殿に興味のある方、市内観光のツアーのご予約をお待ちしております。
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